スキレットで作る!今日からすぐできるアヒージョレシピ

スキレット
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【この記事を書いた人】カセ
元調味料販売員。「お客さんに知ってもらうためには料理できないと!」という思いから料理を始めました。料理のレシピ、気付きなどを忘れないようにブログにメモしております。⇒【詳しいプロフィールはコチラ

こんにちは、調味料販売をしながら料理の勉強をしているカセです。

最近静かなブームになりつつあるスキレット!見た目がお洒落なのにとっても機能的!スキレットブームのおかげか、最近では手ごろな値段で手に入るのも嬉しいポイントですよね。

折角スキレットを買ったんだからお洒落にアヒージョを作って、友達のおもてなし料理に出してみたい!なんて思っちゃいますよね。でもアヒージョって馴染みが無いし、何だか難しそう…。

そこで今回はスキレットで作るアヒージョレシピをご紹介します。難しそうに見えますがアヒージョってとっても簡単!スキレットだけあれば今日からすぐに作れます!

カセ
難しそうに見えて、実は結構簡単に作れるのです




アヒージョに最適なスキレットの大きさは?

スキレットの大きさ

アヒージョを作り始める前にスキレットの大きさを確認します。

今回私が使ったのがコチラのスキレットです。直径12.5cm~14cm、高さ約3.5cmになります。このタイプで通常1~2人前は作ることが可能です。

3人~4人前を作りたい場合にはニトスキの大タイプ(直径16cm~19cm、高さ4.3cm)相当のスキレットを使うと良いでしょう。

スキレットを使ったアヒージョの作り方

エビのアヒージョ

いよいよスキレットを使ってアヒージョを作り始めます!今回は例として「エビのアヒージョ」のレシピでご紹介します。

カセ
最も王道なアヒージョになります

用意する材料(1~2人分)

  • エビ…10尾
  • オリーブオイル…40ml
  • にんにく…1片(もしくは小2片)
  • 赤唐辛子…1本(もしくは小2本)
  • 塩…少々
  • イタリアンパセリ…少々

アヒージョの作り方

1.スキレットを購入したての場合は、まず一度洗剤でよく洗いましょう。鉄製の調理器具は工場出荷時に、表面に錆止めが塗られているためです。

2.生えびをたっぷりのお湯と少量の塩で茹でます。茹で上がったら殻をむき、背ワタを取ります。(ボイル済みのエビを用意している方は省いても大丈夫です。)

エビの下茹で

3.にんにく1片を薄切りにし、赤唐辛子1本は四等分にカットします。イタリアンパセリをみじん切りにします。

4.スキレットにオリーブオイル40mlとスライスしたニンニクを入れ、弱火にかけます。(オリーブオイルは具材が軽く浸かる程度に入れましょう)

オリーブオイルとにんにく

5.にんにくの周りに細かい泡が立ち始めたら、赤唐辛子を入れます。

オリーブオイルと赤唐辛子

6.にんにくがきつね色になり始めたら茹でたエビを加え、塩で味付けをします。

オリーブオイルとエビ

7.エビが焦げないように適度にひっくり返しながら、オリーブオイルで和えるように軽く1~2分煮込みます。(エビの下茹でをしてあるのでサッとで大丈夫です。)

8.火から降ろし、イタリアンパセリを散らして完成です。

エビのアヒージョ

コツ・ポイント

  • スキレットとオリーブオイルは非常に高温になっていますので、食卓へ運ぶ際は十分に注意しましょう。もちろん、熱々の時に召し上がっていただくのが一番美味しい食べ方です。
  • エビを生のまま(もしくは冷凍のまま)入れると、水分が溶けだしてアヒージョが水っぽくなってしまう恐れがあります。一度下茹でして、余計な水分を落とすようにしましょう。

スキレット使用後のお手入れ

アヒージョで残ったオリーブオイル

スキレットは鉄製の鍋ですので、そのまま洗剤で洗うと錆が出てしまいます。シーズニングと呼ばれる、錆防止のためのお手入れが必要になります。

1.まず、熱めのお湯とスポンジで汚れを落とします。(洗剤を使うと馴染んだ油が落ちてしまうので避けましょう)

2.水分を飛ばすため、火にかけて乾かします。

3.フライパンが熱いうちに、食用油(食塩を使用していないもの)を全体に薄く塗り、再度弱火で5分程加熱します。

4.冷ましてから新聞紙に包み、湿気の無いところで保管してください。

5.再度使用する場合は表面の油を洗い落として使いましょう。

カセ
サビ防止のためにお手入れが必要なんですね 

カスエラとスキレット、どっちがいいの?

アヒージョ作りで二大派閥といえるのがカスエラとスキレットです。初めての方はどちらを選べば良いのか迷ってしまうことと思います。カセのオススメはスキレットです。

カスエラについて

アヒージョといえば有名なのがカスエラです。カスエラは本場スペインで使われている耐熱陶器、土鍋のことを指します。材料を入れてそのまま直火焼きOK、オーブンや電子レンジに入れることも可能です。また、加熱した後はそのまま食卓に出して皿としても使用することができます。土鍋のため保温性に優れ、熱々の美味しさを長持ちさせてくれる効果もあります。

良いことづくめのカスエラですが、もちろん欠点もあります。まず第一に、持ち手が小さく扱いづらいということです。スペインの伝統的な文化や作りが関係しているのだと思いますが、とにかく持ち手が小さくて扱いづらいのです。特に熱々のオリーブオイルで煮込むアヒージョはひっくり返したら大変。もちろん持ち手がある商品もありますが、その分値段が高めになるので悩ましいところです。

第二に陶器・土鍋なので急激な温度変化で割れやすいという点です。いきなり強火にかけたり、熱々のまま水洗いしたりすると割れる原因になります。折角買ったのにすぐ割れてしまったら残念な気持ちになってしまいますよね…。

カセ
カスエラは使い方にコツが入ります




スキレットについて

最近ブームと共にアヒージョ作りのマストアイテムになっているのがこのスキレットです。スキレットとは鋳鉄製のフライパンのことを指します。鉄製のため保温効果が高く、アヒージョを火から降ろしても熱々の美味しい状態を長時間キープしてくれます。

そしてカスエラに無い大きな特徴は持ち手があって使いやすいという点です。もちろん持ち手も鉄製ですので、鍋つかみやタオルなどが必須ですが、カスエラよりも持ちやすいのは間違いないでしょう。

デメリットを上げるとすれば錆びやすいという点でしょうか。鉄製調理器具のため、長時間水にさらしたり、水分が残っていると赤さびが出てしまうことがあります。使い終わったら良く洗い、火にかけて水分を飛ばすと良いでしょう。その後表面に油を薄く塗って保存できればベストです。(値段がお手頃なのですぐ買い替えてしまっても良い気はします。)

まとめ

いかがでしたか。今回はスキレットを使ったアヒージョの作り方についてご紹介しました。スキレットブームのおかげで小ぶりのスキレットが手頃な値段で購入でき、すぐにでもアヒージョを作りはじめることができます。アヒージョ作りには、エビのアヒージョが最もポピュラーなためオススメです。スキレット使用後はシーズニングと呼ばれる錆止め防止のお手入れをしてから保管すると良いでしょう。

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