【料理の失敗談】すき焼きを作ったら味がすっごく薄くなった

すき焼き
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【この記事を書いた人】カセ
元調味料販売員。「お客さんに知ってもらうためには料理できないと!」という思いから料理を始めました。料理のレシピ、気付きなどを忘れないようにブログにメモしております。⇒【詳しいプロフィールはコチラ

どうも、食品調味料販売のために料理の勉強をしているカセです。今日は「すき焼き」作りに挑戦して失敗した時のお話をしようかと思います。「割り下代わりに市販のすき焼きのたれをストレートで入れるだけじゃん?」と思ってるあなた、私もそう思っていて失敗しました…。(割り下とはすき焼きの煮汁のことを指します。)




すき焼きの作り方

失敗点だけざっと書いても伝わらないかな、と思ったので失敗した作り方を全部乗せてみます。「この部分が原因で失敗した」と思う箇所は、このように赤字で記述しますので注目していただけたらと思います。

  • 失敗点があった場合は赤字で記述します。
カセ
失敗点にはこういう感じでコメントを付け足していきます。

用意した材料

四人分の材料で作りました。

  • 牛すき焼き用肉…550g
  • しらたき…1袋
  • 長ネギ…1本
  • 春菊…1束
  • しいたけ…4個
  • えのき…1パック
  • 焼き豆腐…1丁
  • 牛脂…適量
  • 生卵…4個
  • 市販のすき焼きのたれ…300ml
  • 白菜…3枚
カセ母
すき焼きには白菜入れた方が美味しくなるよ。彩りも良くて見た目も綺麗だし
カセ
そっか白菜忘れてたよね~

という流れで白菜を入れてしまったのが最大の失敗でした。理由はあとで詳しく書きます。

実際に作ったすき焼き

1.したらきを10cm程の長さに切り、鍋につかる程度の水と一緒にひと煮立ちさせます。沸騰してからさらに2、3分煮込んでからザルに上げ、水気を切ります。

2.長ネギを1cm程の厚さで斜め切りにし、しいたけ・えのきは石突きを切り落として一口大に、春菊は5cm程に切ります。焼き豆腐はひと口サイズに切ります。白菜も食べやすい大きさに切り分けます。

カセ
白菜をしっかり入れてしまったので、この後すき焼きの味が水っぽくなってしまいました。健康志向の人にはオススメですが、美味しく食べたい方は白菜抜きがオススメです。

 

3.鍋を温めてから牛脂をひき長ネギの表面を軽く焼きます、その後長ネギを取り出します。次に牛肉を入れ、軽く色づく程度にサッと炒めます。

長ネギ

4.鍋にすき焼きのたれをストレートで入れます(商品によっては水や調味料で割る場合もございますので、事前に良くご確認ください)。長ネギ、焼き豆腐、えのき、しいたけ、しらたきを加えて煮込みます。

牛肉とすき焼きのたれ

5.牛肉、野菜にしっかり火が通ったら仕上げに春菊を添え、溶き卵を小皿に用意して完成です。

すき焼きと春菊

失敗の原因は?

見た目にも綺麗に作れて香りも良い、「これは絶対に旨い!材料費も高かったし!」と喜び勇んで食べたみたところ「味が薄い…」。そう、味がうっすいのです。食べられない程ではないんですが、あの独特の甘じょっぱさが全然ない!

カセ
えっ?だってすき焼きのたれを薄めずにストレートで入れたし、味付け失敗するとこなんて無かったよな…?
一瞬、市販のすき焼きのたれがそもそも薄かったのでは?と責任転嫁しそうになりましたがよくよく考えてみると、もしや…

カセ
これ白菜から出た水分で薄くなったのでは…?

そう、たっぷり入れてしまった白菜から水分が出て薄くなったのではないかと考えられます。調べてみた所、白菜の茎には水分がたっぷりと含まれており、切り口も大きいので水が流れ出てしまうとのこと。よくよく自分の作ったすき焼きを見てみた所、白菜の茎がこんもりと入っていました。

白菜の茎

そもそも白菜は入れるべき?

関東ではあまりメジャーではありませんが、関西では白菜を入れるのが主流になっています。上記で水分が沢山出てしまうと書いていますが、味がしみ込んだ白菜もまた美味しいものです。茎の部分を入れすぎると水っぽくなってしまうので、白菜好きの方は葉の部分を選んで入れると水が出ないのでオススメです。

ただし、焼き豆腐・しらたき・えのき・しいたけ・春菊・長ネギからも水分が出るため、白菜を入れると味の調整が難しくなります。すき焼き専門店では、つゆの味が薄まるのを嫌って白菜を入れないお店もありますので、慣れてない方は最初は白菜を入れずに調理してみると良いでしょう。

白菜についてはコチラでも詳しく解説しています→すき焼きに白菜はあり?なし?徹底解説!




失敗しないすき焼きのためのポイント

最初から白菜を入れない

すき焼きに慣れていない人ほどオススメです。すき焼きと言えばご馳走のイメージがあり(食材の値段も高いですし)、絶対に失敗したくありませんよね。なので慣れてないうちは白菜を入れずに作ることをオススメします。白菜好きの方は慣れてきてから少しずつ入れると良いでしょう。

白菜の茎を入れずに、葉の部分だけを入れる

白菜好きの方に特にオススメなのがこの方法です。茎からは水がたっぷりと溶けだしてしまうため、水分の少ない葉の部分を選んで入れましょう。ただし、少量であれば茎を入れても大丈夫です。

肉だけを先に食べて、後から野菜を煮る

すき焼き専門店などでよくある食べ方です。野菜を入れるとどうしてもつゆが薄まってしまうため、先に牛肉だけを煮込んで食べます。その後、牛肉の脂が溶けだした煮汁で野菜を煮込んで食べます。大人だけですき焼きを囲む際に試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • 白菜を入れすぎたせいで味が薄くなってしまった
  • 白菜の茎には特に水分が多く含まれている
  • 慣れていない方は白菜を入れないか、葉だけを選んで入れましょう

すき焼きは具材を一通り揃えるだけで結構な金額になってしまいますので高い授業料を払ってしまいました…。

カセ
次こそ家族を唸らせるすき焼きを作ろうと思います。

失敗を踏まえたうえで書いた美味しいすき焼きの作り方はコチラ

すき焼きの作り方、レシピ