スペインの名物料理アヒージョ。見た目もお洒落ですし、味も美味しいので最近話題を呼んでいる料理です。しかし、馴染みのない料理なだけに、どうやって味付けしたら良いのかわからない…そうお悩みの方も多いかと思います。
そこでこれまでに16種類以上のアヒージョを作ってきた、料理勉強中のカセがアヒージョの味付けに最適な調味料をご紹介いたします。
アヒージョに使う調味料はたったの5種類!
難しそうに見えるアヒージョですが、作り方はとっても簡単!用意する調味料は以下の5種類だけです。
【1~2人前の分量】
- ピュアオリーブオイル…40ml
- にんにく…1片(もしくは小2片)
- 赤唐辛子…1本(もしくは小2本)
- 塩…適量
- 黒コショウ(もしくはコショウ)…適量
この5種類だけになります。入れる具材によって味付けが変わるため、塩・黒こしょうは適量としています。オリーブオイルは40mlとしていますが、鍋に入れた時に具材が軽く浸る程度で良いでしょう。
アヒージョに使うオリーブオイルについて
アヒージョにはピュアオリーブオイルがオススメですが、「ピュアオリーブオイルって何?」と当然思われるかもしれません。日本では三種類のオリーブオイルが販売されており、それが「エキストラバージンオイル」「ピュアオリーブオイル」「オリーブポマースオイル」です。
品質の良さ(値段の高さ)では、「エキストラバージンオイル」>「ピュアオリーブオイル」>「オリーブポマースオイル」という順番になり、
アヒージョにオススメなのは、「ピュアオリーブオイル」>「エキストラバージンオイル」>「オリーブポマースオイル」という順番になります。
エキストラバージンオイルは、オリーブ果実の一番搾りから抽出したオイルで最高品質のオリーブオイルになります。これに対して、オリーブ果実の搾りかすから機械で精製したオイルを混ぜたのがピュアオリーブオイル、その搾りかすからさらにしぼりとったのがオリーブポマースオイルになります。
しかし、エキストラバージンオイルは一番搾りの豊かな香りを楽しむためのオイルであり、サラダなどの生食には向いていますが、熱を加える料理では香りが飛んでしまいます。そのため、熱を加えても味が落ちにくいピュアオリーブオイルが一番オススメなのです。
ただし、食べる直前にエキストラバージンオイルを加えると香りが引き立つため、仕上げに使うオイルとしてはオススメです。
アヒージョに調味料を入れる順番
アヒージョに入れる調味料がわかったところで、次は入れる順番についてご紹介いたします。アヒージョの調理はとっても簡単なのでそこまでシビアになる必要は無いのですが、赤唐辛子やにんにくを煮込みすぎると丸こげになってしまいますのでそこだけ注意しましょう。
【調味料を入れる順番】
1.カスエラ、もしくは鉄の小鍋(スキレットなど)にオリーブオイル40mlとスライスしたニンニク1欠片分を入れ、弱火にかけます。
2.オリーブオイルが十分に温まり、ニンニクの周りに細かい泡が立ち始めたら四等分にカットした赤唐辛子を加えます。(辛いのが苦手な方は抜いてしまっても大丈夫です。)
3.にんにくがきつね色になったら、お好みの具材を加えて、塩と黒こしょうで味付けします。(ここでは下茹でしたジャガイモを例にご紹介しています。)
4.数分軽く煮込み、全体に油がよく回ったら火から降ろし、具材に合わせて刻んだイタリアンパセリを散らして完成です。
アヒージョを煮込む際のポイント
魚介類や、固い野菜など、火を通す必要がある具材は一度熱湯で下茹でしましょう。生のままアヒージョ鍋に入れる方もいますが、オリーブオイルは大変な高温になっているため、火の通りにムラができて味が落ちてしまいます。一度下茹でしてからアヒージョ鍋に入れ、オリーブオイルで和えるように数分軽く煮込むようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回はアヒージョに入れる調味料と、その順番についてご紹介しました。一見難しそうに見えるアヒージョですが、その味付けはとってもシンプル。オリーブオイル、にんにく、赤唐辛子、塩、黒コショウ(もしくはコショウ)だけです。食べている途中で味が薄いと感じたら塩・黒こしょうを振ると良いでしょう。
調味料を入れる順番は、オリーブオイル→にんにく→赤唐辛子→具材→塩・黒こしょう、となります。固い野菜、生の魚介はそのままアヒージョ鍋に入れずに、一度熱湯で下茹でしてから入れると良いでしょう。
アヒージョのレシピについて詳しくはこちら→美味しい人気アヒージョレシピ【まとめ】