こんにちは、調味料の販売をしながら料理の勉強をしているカセです。
お弁当やおもてなしなど、様々な場面で大活躍するサンドイッチ。でも、「サンドイッチはいつまで傷まないんだろう?」って気になりますよね。自宅で出すならまだしも、お子さんにお弁当で持たせるとなると、お腹を壊さないかどうか心配ですよね。ましてや食中毒なんて考えるだけも恐ろしい…。
そこで今回は手作りサンドイッチの賞味期限と傷みやすい具材について解説します。
サンドイッチの傷みやすい具材
まず、サンドイッチの傷みやすい具材について解説します。
生野菜は絶対NG
とにかく一番避けたいのは生野菜です。夏場はもちろん、春秋も避けたい具材です。常温で水気が多いと雑菌が繁殖しやすいため、水分を多く含む野菜は特に傷みやすいのです。また、野菜は丁寧に洗っても表面の雑菌が取り切れないため、火を通す具材と比べて雑菌の量が多いのも特徴です。レタスやトマトなどを挟むサンドイッチはなるべく避けましょう。
「コンビニで売られているサンドイッチに生野菜が使われてるから大丈夫なんじゃない?」という意見もあるかもしれませんが、コンビニで使われている生野菜は徹底的に洗浄と消毒がされているため、ご家庭の生野菜とは付着している雑菌の量が全く違います。
半熟卵も気を付けましょう
次に避けたいのが卵です。その中でも特に半熟卵に気を付けましょう。
スクランブルエッグサンドイッチなどの半熟卵を使用するサンドイッチは絶対に避けましょう。たまごサンドイッチのような茹で卵使用する場合でも、いわゆる固茹でになるまでしっかり茹でましょう。中身が少しでも半生になっていると傷みやすいので要注意です。
また、卵はマヨネーズと混ぜることで傷みにくくなります(マヨネーズには酢と塩が多く使われており、雑菌が繁殖しにくいため)。卵をしっかり固茹でにし、マヨネーズを和えれば比較的長持ちします。
ハムなどの加工品も生だと危ない?
意外と気づきにくいですが、要注意なのがハムです。
ハムチーズサンドイッチなど、サンドイッチにはメジャーな具材ですよね。加工品なので生のままで入れても大丈夫なように思えますが、できるだけ火を通した方が良いでしょう。夏場は生のままでハムを挟むのは避けましょう。
サンドイッチの傷みにくい具材
次に傷みにくい具材についてご紹介します。
からしマヨネーズ
マヨネーズは傷みやすいという話をよく聞きますが、マヨネーズ自体は酢と塩分の割合が高いため、非常に傷みにくい調味料です。卵や生野菜と絡めるから傷みやすいイメージが定着しているのです。
これに殺菌効果のあるカラシを混ぜることで非常に傷みにくい具材になります。パンの表面にそのまま塗ってもいいですし(パンの表面に塗ると、油や水分でパンがベチャベチャになるのを防ぎます。)、具材と絡めても美味しく食べられます。
甘いジャム
意外ですが、甘いジャム類も傷みにくいのでオススメです。基本的に、塩分の多い食材、もしくは糖分の多い食材は、菌が繁殖しづらく昔から保存食として重宝されてきました。そのため、糖分の多いジャム類も傷みにくいのでオススメです。
ただし、手作りジャムはこの限りではありませんので自己責任で使用してください。また、後から生フルーツを加えたジャムは危険なのでお弁当には避けましょう。
手作りサンドイッチの賞味期限
サンドイッチを作る環境や、具材の鮮度、季節により傷みやすさが変わるため、明確な賞味期限は言えませんが、ここではおおよその目安をご紹介いたします。
二時間以内に食べたいサンドイッチ
基本的にお弁当に向かない具材です。できるだけすぐに食べましょう。
- 生野菜を使ったサンドイッチ
- 半熟卵のサンドイッチ
- たまごとマヨネーズのサンドイッチ
四時間以内に食べたいサンドイッチ
お弁当で食べられるサンドイッチですが、日が当たらない涼しい場所で保冷剤と一緒に保存し、できるだけ早く食べましょう。
- チーズを使ったサンドイッチ
- 焼いたスパムを使ったサンドイッチ
- カツサンドイッチ(生野菜を挟まないもの)
比較的長持ちするサンドイッチ
上のサンドイッチと比べるとやや長持ちしますが、保存環境によりますのでできるだけ早く食べましょう。
- ジャムを使ったサンドイッチ
サンドイッチを長持ちさせるためのコツ
サンドイッチは作り方、保存の仕方でも傷みやすさが大きく変わってきます。長持ちさせるためのポイントをご紹介します。
調理中のポイント
- 調理前、調理中はこまめに手を洗いましょう。
- お弁当箱やお弁当ケースは良く洗い、しっかり乾かしてから使いましょう。
- 具材はできるだけ加熱すること!生焼き、生茹でにしない!
- 加熱したらすぐに挟まず、冷ましてからにしましょう。
- できるだけ具材を直接手で触らないようにしましょう。
- マヨネーズにからしを混ぜる。
保存のポイント
- できれば冷蔵保存しましょう。
- 日光の当たらない、日陰の涼しい場所に置く。
- 保冷材と一緒に保存しましょう。
サンドイッチの断面を綺麗に切るにはどうすれば良いの?
サンドイッチ作りで一番難しいのが「綺麗にパンを切ること」。パンが潰れてしまったり、綺麗に耳が落とせない、そんな経験ありませんか?
そこで、サンドイッチ専用ナイフの使用をオススメしています。パンが切りやすいのは勿論ですが、カットした際に綺麗に仕上がるのが大きな魅力です。
まとめ
いかがでしたか。今回は手作りサンドイッチの賞味期限と傷みやすい具材についてご解説しました。サンドイッチの具材の中でも生野菜や半熟卵は特に傷みやすいので、お弁当に入れるのは極力避けましょう。これに対して、からしマヨネーズや糖分の高いジャムは傷みにくいのでお弁当にオススメです。
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