こんにちは、調味料販売をしながら料理の勉強をしているカセです。
最近アヒージョ作りに凝っているのですが、これがもう本当に美味しい!おかずにはもちろん、お酒のおつまみにも、友達のおもてなしにも使える万能料理なんです。作るのも簡単だし、もうアヒージョ無しでは生きられない!
そんなアヒージョですが、最近は付け合わせというか、相性の良い食べ物を探しています。「パンが相性良いよ!」って聞いたけど何の種類が合うんだろうか…?そこで今回はアヒージョと相性の良いパンについて調べてきました!
そもそも何でアヒージョとパンが相性良いの?
ご存知の通り、アヒージョはにんにくを利かせたオリーブオイル煮のことを指しますが、食べ終わった後にどうしてもオイルだけが残ってしまいます。具材の旨味成分がたっぷり溶けているし、何だか勿体ない…。そこで相性が良いと言われているのがパンです。パンをオリーブオイルに付けて食べることでより一層美味しくなりますし、オリーブオイルも余りません。さらに「おかずのアヒージョ」、「主食のパン」という形になり、これだけで十分な食事になります。さらにワインなんて置いたら気分はもう高級ディナー!
アヒージョとパンはお互いの足りない所を補い合うため非常に相性が良いんですね。アヒージョの本場スペインでも昔から愛されている食べ方なので間違いありません!
アヒージョと相性の良いパン
アヒージョと相性の良いパンはズバリ、バゲットです。
ご存知の通り、バゲットはフランスパンとも呼ばれる細長くて固いパンのことを指します。「棒」とか「杖」といった意味があるらしいです。
バゲットとアヒージョの相性が良い理由は、「オリーブオイルを吸い過ぎない」からです。バゲットはカリカリに焼き上げられているため、日本のパンと比べて水分量が少なく固いのが特徴です。そのため、オリーブオイルに付けても油を吸い過ぎずべちゃべちゃにならないのです。ほど良くオリーブオイルを吸い、柔らかくなるため食べやすくて美味しいというわけですね。
逆に日本の食パンは非常に柔らかくもちもちしているため、オリーブオイルを吸い過ぎてべちゃべちゃになってしまいます。油っぽくて味がきついのもありますが、食感も台無しになってしまいます。全然合わない!ということはありませんが、やはりバゲットの方が相性が良いでしょう。
バゲットにも色々種類があるけどどれがオススメ?
棒状の長いものがバゲット、長さが中間のものだとバタールやパリジャン、短いものにはクッペやブールなどの種類があります。短くなるほどパンの中身に火が通りづらく、もっちりした食感になるのが特徴です。反対に長い物はカリカリに固くなります。
基本的にはバゲット、バタール、パリジャンなどの固めのパンがオススメですが、クッペやブールなどでも美味しく食べられるのでフランスパン系ならば特に注意しなくても大丈夫です。
ただし、フランスパンの中でもカンパーニュだけは合わないので注意が必要です。「田舎風味の」という意味を持つカンパーニュですが、普通のバゲットと比べて酵母が多く、酸味や独特の風味が特徴です。これがアヒージョの風味とは合わないためできれば避けましょう。
バゲットの切り方、焼き方
これはもう完全に好みになってしまいます。バゲットを厚めに切るとオイルを沢山吸い、反対に薄めに切るとオイルを吸わずに軽く食べられます。また、バゲットを焼くとサクサクカリカリ食感が増しますが、反対にもちもち感は無くなります。
お好みに合わせてパンの厚さ、焼き加減を調節しましょう。
パン以外の相性の良い食材
今回はパンについてご紹介しましたが、その他にパスタやサラダなどもオススメです。
アヒージョソースに使われる食材は、オリーブオイル、にんにく、赤唐辛子、塩、こしょうなどですが、実はこれペペロンチーノに使われている材料とほとんど一緒なのです。アヒージョの残りオイルを茹でたパスタと絡めるだけで美味しく食べられます。
また、さっぱり食べたい場合にはサラダがオススメです。野菜はオイルと一緒に食べることで栄養の吸収が良くなるため、オリーブオイルとは相性バッチリです。有名なドレッシングは基本的にオリーブオイルと塩の組み合わせが多いため、アヒージョの残りオイルはバッチリ合います。
残りオイルは早めに使い切りましょう
万能食材として使えるアヒージョの残りオイルですが、なるべく早めに食べるようにしましょう。揚げ油などは一度使っても長期保存が可能ですが、アヒージョの残りオイルは各種調味料と具材の水分が沢山溶けだしているため菌が繁殖しやすくなっています。
できればその日のうちに、もしくは冷蔵庫に入れて次の日には食べきりましょう。冷蔵庫で保存する場合は、具材の残りカスなどを十分にこし取りましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回はアヒージョと相性の良いパンについてご紹介しました。やはり相性が良いのはフランスパン系のバゲット、バタール、パリジャンなどの固いパンになります。日本のパンと比べてカリカリで固いため、オリーブオイルに付けてもべちゃべちゃにならず、オイルを吸い過ぎないので美味しく食べられます。これに対して日本の食パンだとオイルを吸い過ぎてしまうのであまり相性は良くありません。フランスパン系の中でもカンパーニュだけは酸味が強くてアヒージョとは相性が良くないので避けた方が良いでしょう。
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