こんにちは、アヒージョ大好きカセです。
スペインの名物料理アヒージョ、味も美味しいですし、見た目もお洒落で最近一大ブームになっていますよね。先日友人から「アヒージョを試してみたいけど、食べ方がわからない」という話を聞き、「正しい食べ方ってほとんどの人は知らないよね…?」と思い、記事にするべく調べてきました!
アヒージョをもっと美味しく食べるために!正しい食べ方についてご紹介いたします。
アヒージョとは?
アヒージョとはスペインの名物料理でバル(居酒屋)の定番メニューです。アヒージョはアホ(にんにく)から派生した言葉とも言われており、「にんにくオリーブオイル風味」の料理のことを指します。
一般的なアヒージョは、オリーブオイルにニンニクと赤唐辛子を入れて香りを付け、その上から魚介類や野菜などの具材を加えて煮込みます。このため、ワインやビールなどのお酒と相性抜群!本場スペインでもお酒と一緒に楽しまれています。
アヒージョに使う容器は?
本場スペインでは伝統的にカスエラ(陶器・土鍋の一種)が使用されています。カスエラは火に強く、具材を入れてそのまま直火OK、オーブンOK、電子レンジOKという非常に便利な調理器具です。カスエラで調理を行い、そのまま食卓に出すのが一般的です。
日本ではカスエラが浸透していないため、スキレットや土鍋で代用するシーンが多く見られます。フライパンでも作れないことはないですが、底が浅く横に広いため、オリーブオイルを沢山用意しなければいけないのが難点です。
カセのオススメはスキレット(鋳鉄製の小鍋)です。一時期スキレットブームが起こり、良いスキレットが入手しやすくなりました。見た目もお洒落で、そのまま料理皿として使えるのが大きな魅力。カスエラよりも持ち手が大きく、使いやすいのも見逃せません。
アヒージョの作り方は?
難しそうに見えるアヒージョですが、作り方はとっても簡単!オリーブオイルとにんにく、赤唐辛子で煮込むだけです。作り方は簡単なのですが、重要なのは具材選びです。
一般的なアヒージョの具材
アヒージョの具材として一般的なのは
- むきエビ
- イカ
- タコ
- マッシュルーム
- ジャガイモ
- アスパラガス
- 鶏もも肉
- ベーコン
などが挙げられます。一番オススメなのはエビ、イカ、タコなどの魚介類です。魚介類のダシがオリーブオイルに溶けだし、より美味しく食べられます。あっさり食べたい場合にはマッシュルーム、ジャガイモ、アスパラガスなどの野菜が良いでしょう。お酒と一緒に食べる場合には、鶏もも肉やベーコンなどの肉を塩コショウを利かせると絶品です。
アヒージョの具材ついてより詳しくはコチラ⇒アヒージョオススメ具材10選【まとめ】
ただし、魚介類や生野菜は水分をたっぷりと含んでおり、生のまま煮込むとオリーブオイルが水っぽくなってしまう恐れがあります。具材を下茹でしてからオリーブオイルで煮込むのがオススメです。
より詳しくはコチラ⇒アヒージョが水っぽい、味が薄いのは何が原因?
アヒージョの作り方についてはコチラをご確認ください⇒人気アヒージョレシピ16選【まとめ】
アヒージョの正しい食べ方
さて、いよいよアヒージョの美味しい食べ方についてです。アヒージョはそのまま食べてももちろん美味しいのですが、バゲットやバタールなどのパン類を用意して、オリーブオイルにパンを付けながら食べるともう最高です!
アヒージョはたっぷりのオリーブオイルで煮込むのですが、どうしても具材だけ食べるとオリーブオイルが余ってしまいます。そこでパンを付けながら食べる方法が普及したんですね。
アヒージョのオリーブオイルには、ニンニク、赤唐辛子、塩こしょう、魚介類や野菜のダシがたっぷり溶けだしているため、パンを付けて食べると絶品です。
一般的にはアヒージョの具材を食べる前に、パンを先にオリーブオイルに付けて食べるのが良いとされていますが、私は美味しく食べられれば順番はどちらでも良いと思います。
また、お店などでアヒージョを食べる場合は、オリーブオイルを残すと失礼なので全部食べる(飲む)こと!と一部では言われていますが、オリーブオイルは食用油なのでカロリーも高いですし、塩分も高めなので無理して食べきる必要はないと思います。むしろ体に悪いので、自分の食べきれる分だけ食べてオリーブオイルは残しましょう。
パンはどんな種類を選べば良い?
オリーブオイルに付けて食べるのはフランスパン系の固い物が良いでしょう。バゲットやバタールなどの細長いタイプがオススメです。斜めに薄くスライスして、カリカリにトーストして食べましょう。
固いパンだと、オリーブオイルにつけた時に形が崩れにくく、かつオイルがあまり浸透しないためさっぱりと食べることができます。反対に、日本の食パンのようなもっちりふわふわのパンだと油を沢山吸ってしまい、油っぽいうえにべちゃべちゃになってしまいます。固いフランスパン系がオススメです。
より詳しくはコチラ⇒アヒージョに合うパンは何ですか?
オイルが余ってしまった場合は?アレンジレシピ
パンに付けて食べると言っても、全てのオリーブオイルを食べきるのは中々大変です。レストランでの食事ならそのまま残してもいいですが、自宅で作っている場合はオリーブオイルが勿体ないですよね。
そこで残ったオリーブオイルを茹でたパスタと絡めると美味しく食べられます。例えばペペロンチーノなんかは、オリーブオイル、ニンニク、赤唐辛子で味付けをしています。アヒージョとほぼ一緒の食材のため、合わないわけありません!
また、あっさり食べたい場合にはサラダと和えても良いでしょう。サラダのドレッシングは基本的に食用油と塩コショウで作られます。オリーブオイルを使ったアヒージョソースも、サラダとはよく合います。
ただし、いくら食用油といっても食材の水分が沢山溶けだしてるため、なるべく早めに食べきるようにしましょう。残ったオリーブオイルはできればその日中に、遅くても冷蔵庫に保存して翌日中には食べきってください。冷蔵庫で保管する場合には、よくこして食材の残りカスなどを綺麗に取り除きましょう。
アヒージョの食べ過ぎには注意!
オリーブオイルの美味しい食べ方について力説してきましたが、気になるのはカロリーですよね。アヒージョは食用油をたっぷり使用しているため高カロリーな料理です。最もポピュラーなエビのアヒージョの場合だと約330kcalほどあります。
このカロリーの大部分はオリーブオイルが占めています。食事制限や、ダイエット中の方はできるだけ油を切りながら食べるのが良いでしょう。オリーブオイルをパンに付けて食べる方法をご紹介してきましたが、カロリーが気になる場合は中の具材だけにしておきましょう。油さえ落としてしまえばカロリーはそこまで高くありません。
まとめ
いかがでしたか。今回はアヒージョの正しい食べ方についてご紹介しました。アヒージョは具材だけでなく、オリーブオイルにも旨味がたっぷりと溶けだしているため、パンを付けながら食べるのがオススメです。食べる順番については諸説ありますが、私は美味しく食べられれば気にしなくても良いと思っています。
パンの種類はフランスパン系の固いパン、バゲットやバタールなどがオススメです。オリーブオイルを吸い過ぎず、べちゃっとしないためさっぱりと食べられます。反対に、日本の食パンのようなもっちりふわふわのパンだと油を吸い過ぎてしまいますし、べちゃべちゃになり食感が台無しになってしまいます。
オリーブオイルをパンに付けて食べると絶品ですが、食用油のためカロリーも高く、食事制限されている方やダイエット中の方はなるべく控えた方が良いでしょう。油を切りながら食べると低カロリーになります。