自宅でパスタを茹でていて失敗してしまった…そんな経験はありませんか?パスタ同士がくっついてしまった、べちゃっと柔らかくなってしまった、芯が残っていて硬い、などなど。パスタ好きの方なら一度は経験があるはずです。パスタを美味しく食べるためには何といっても塩加減と茹で時間がすべてなのです。今回はパスタの正しい茹で方と失敗しないコツをご紹介します。
通常のスパゲッティの茹で方
通常のパスタ(太さ1.4mm~1.9mm)を例にご紹介いたします。
茹でる際の分量
二人分の材料でご紹介します。一度に茹でるのは二人分までが良いでしょう。沢山ゆでるとソースと絡める際に分量の調整が難しくなります。
- スパゲッティ(料理に合わせて1.4mm~1.9mm)…160g
- お湯…2リットル
- 塩…20g
通常のスパゲッティ茹でる手順
1.家にあるなるべく大きな鍋でたっぷりの湯を沸かします。浅くて広いタイプの鍋よりも深さのある鍋の方が向いています。
【注意】お湯が少ないとパスタの茹で方にムラができてしまう場合があります。またお湯が沸騰する前に麺を入れると味が落ちてしまう原因になります。
2.お湯に塩をたっぷりと入れます。スパゲッティは茹でる際の塩も大事な味付けのポイントです。お湯1リットルに対して塩10g、二人分茹でる際にはお湯2リットル塩20gが基本となります。ボンゴレなどの塩を多く入れる料理はレシピに従って都度調節してください。
【注意】塩が少ないとスパゲッティの味が薄くなり、ぼけてしまう原因となります。
3.沸騰したお湯にスパゲッティを入れ、表記の茹で時間よりも1分短くタイマーをセットします。スパゲッティが鍋からはみ出すときは、折れない程度に手で軽く押して沈めます。
【注意】ほとんどのスパゲッティはソースと和える際に、フライパンで火を通しながら絡めます。そのため茹で時間を1分短くしております。茹でてから麺に火を通す工程が全くない場合(レトルトソースを使う場合など)は表記時間通りに茹でて大丈夫です。
4.お湯が軽く沸騰する程度に火を落とし、麺同士がくっつかないように軽く混ぜながら茹でます。吹きこぼれそうになったら少量の水を加えます。
【注意】スパゲッティをかき混ぜないと麺同士がくっついたり、鍋の底にこびりつく恐れがあります。
5.時間通り茹でたら完成です。ソースと和えて完成させるので、やや硬めでも大丈夫です。日本のそば、うどん、ラーメンと違い茹で汁も調理に使うため、キッチリ湯切りはしなくても大丈夫です。カップ一杯分の茹で汁を残しておくと調理の際に便利です。(茹で汁は麺とソースと和える際に少量入れると絡みやすくなり便利です。)
通常スパゲッティを茹でる際のコツ・ポイント
- 一回に茹でるのは二人分までが良いでしょう。麺が多いとソースと絡める際に失敗しやすくなります。
- 鍋は家にある一番大きなものを使いましょう。たっぷりのお湯を使うことで麺が絡まず、美味しく茹で上がります。
- 水1リットルに対し、塩10gが基本。二人分なら2リットルに塩20gがベストです。
- ソースと和える時間を考慮して、表記の茹で時間より1分短く茹でましょう。若干硬めに仕上げるのがポイントです。
極太スパゲッティの茹で方
2.0mm以上の太い麺の茹で方をご紹介いたします。
茹でる際の分量
一人分の分量でご紹介します。極太麺は一人分ずつ茹でるのが基本です。
- スパゲッティ(2.0mm以上)…100g
- お湯…5リットル
- 塩…35g
極太スパゲッティの茹でる手順
1.太麺スパゲッティは非常に長く作られているため、鍋の高さに合わせて折ります。
2.高さのある鍋にたっぷりのお湯を沸かします。通常のパスタよりもさらに水を多く入れるのがポイントです。
3.鍋に塩を入れます。1リットルにつき7gが基本となります。普通のパスタよりも茹で時間が長く、塩が多く吸収されてしまうため、通常よりも塩を少なく調節しています。
4.沸騰したお湯にスパゲッティを入れ、表記時間通りに茹でます。ここでも通常のスパゲッティ同様、しっかりお湯が沸いてから麺をいれましょう。太麺は通常のスパゲッティよりも火が通りづらいため、ソースと和える時間を考慮せずに表記通り茹でてしまっても問題ありません。
5.茹で上がったら、茹で汁をカップなどに分けてから、ザルにあげてしっかりと湯ぎりします。太麺は表面をしっかり湯切りを行うことで(表面を若干乾かすことで)麺がソースと絡みやすくなります。
極太スパゲッティを茹でる際のコツ・ポイント
- 普通のスパゲッティよりも高さのある大きな鍋を使いましょう。
- たっぷりの水と少量の塩で茹でます。1リットルの水に対し、塩7gが基本となります。目安として水5リットルに塩35g
- お湯が沸騰してからスパゲッティを入れましょう。
- 通常のパスタと違い、表記時間通りに茹でます。
- 通常のパスタと違い、茹で上がったら表面を少し乾かすようにしっかりと湯切りします。
そのほか、ご自宅でできる簡単おいしいパスタの作り方・レシピはこちらをご確認ください。