独特の香りで西洋料理に欠かせないセロリ。この香りはアピインという精油成分であり、精神を安定させ不眠やイライラ予防に効果があります。その他にもカロテン、ビタミンC、B群、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれており栄養たっぷりの野菜としても見逃せません。特に緑黄色野菜で重視されるカロテンは葉の部分に多く含まれており、茎だけでなく葉も重要な食材と言えます。今回はセロリを美味しく食べるために、良いセロリの選び方、旬の時期、保存方法についてご紹介いたします。
良いセロリの選び方
葉がみずみずしくハリがあり、鮮やかな緑色の物を選びましょう。鮮度が落ちると緑から黄色に変化しますので、黄色みがかかっているものは避けましょう。また、茎が肉厚で筋と筋の間のが盛り上がっていてデコボコの物が良いでしょう。茎の色は白色の物が柔らかく甘みがあります。また、下の切り口の部分が変色しておらず、みずみずしい物ほど新鮮です。
セロリの旬の時期
セロリは通年出荷されていますが、そのほとんどは長野県と静岡県、福岡県で生産されています。この三県で最も美味しいセロリが採れるのが11月~5月とされています。そのため、セロリの旬は冬から春にかけて、11月~5月が美味しい時期となります。
セロリの保存方法
シャキシャキとした新鮮さを保つためには、葉と茎を分けそれぞれ別のビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。野菜は基本的に収穫前と同じ姿勢に保つと長持ちする性質を持っているため、野菜室で立てて保存するのがオススメです。茎がしんなりとしてきたら根元を冷水につけて水分を吸わせることでシャキッします。
セロリを使ったオススメ料理
イタリアの家庭料理の定番ミネストローネ。柔らかく煮込んだセロリが美味しい一品!
ホールトマトで味付けしたトマトスープとミートボール、ごろごろ野菜が絶妙にマッチします。