サンドイッチに塗るマヨネーズについて【からしは入れる?】

燻製マヨネーズ
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【この記事を書いた人】カセ
元調味料販売員。「お客さんに知ってもらうためには料理できないと!」という思いから料理を始めました。料理のレシピ、気付きなどを忘れないようにブログにメモしております。⇒【詳しいプロフィールはコチラ

こんにちは、調味料の販売をしながら料理の勉強をしているカセと申します。

サンドイッチを作る際に欠かせないのがマヨネーズですよね。パンに塗って糊のように具材をくっつけたり、レタスの上にかけて一緒に食べたり、具材との相性も抜群です。でも、いざサンドイッチを作ろうと思うと同じレシピでもマヨネーズを使う場合と使わない場合両方あるし、どうやって使えばいいのか悩んでしまう方もいるかと思います。

そこで今回はサンドイッチにおけるマヨネーズの役割と正しい使い方についてご紹介いたします。

カセ
サンドイッチとマヨネーズについて解説します




サンドイッチのパンにマヨネーズを塗る理由

パンとマヨネーズ

よくレシピなどで「パンの片面にマヨネーズを塗ります」というのを見かけますよね?あれは何故塗るんでしょうか?

具材を挟む前にマヨネーズを塗ることでレタスやトマトから出る水分を防ぐ役割があるからなんです。また、ベーコンやハムから出る油がしみこむのを防ぐ効果もあります。水分や油がパンにしみこんでしまうと、パンがべちゃべちゃになり折角の食感が台無しになってしまいます。

カセ
美味しさを長持ちさせる効果があるんですね

また、接着剤のようにパンと具材をくっつける役割があります。誰しも一度は「サンドイッチを食べていたら中身がボロボロこぼれてしまった」経験がありますよね。レタスやトマトなどをそのまま挟むとツルツルと滑ってしまうため、すぐにこぼれてしまいます。そこでパンにマヨネーズを塗ることで具材を密着させ、崩れにくくしているのです。

カセ
味だけでなく、機能的にも優れているんですね

パンにはバターとマヨネーズ、どっちを塗ればいいの?

マヨネーズと並んでよく見かけるのが「バター」です。こちらもパンに塗るレシピをよく見かけます。バターとマヨネーズは一長一短ですので、メリットデメリットを判断して使いましょう。

マヨネーズを塗るメリット

  • レタスやトマトなどの野菜とよく合う。
  • 特徴的な味で美味しい
  • バターと違って柔らかいため、忙しい朝でもすぐパンに塗れる

マヨネーズを塗るデメリット

  • 味が特徴的なので、合わない具材には全く合わない
  • バターよりも傷みやすい(お弁当の時など)

バターを塗るメリット

  • クセが少なく、どんな具材ともよく合う。
  • 油分が多いため、何より美味しい
  • マヨネーズよりも傷みにくい

バターを塗るデメリット

  • 冷蔵庫から出したばかりだと硬く、上手く塗れない
  • 無理やり塗るとパンがつぶれてしまう
  • マヨネーズよりも値段が高い
カセ
バターの方がクセが無いため、好まれているようです。

からしマヨネーズについて

サンドイッチに使われるマヨネーズは、からしを混ぜて辛子マヨネーズとして使う場合もあります。からしを入れることで、味のアクセント・肉の臭い消しになり美味しくなるのは勿論ですが、からしには殺菌効果もあるのです。マヨネーズはただでさえ傷みやすいため、からしを混ぜることで傷みにくくなるんですね。

カセ
からしとマヨネーズの組み合わせは良いこと尽くめなんですね

からしマヨネーズの作り方

粒なしマスタード(イギリスマスタードなど)を使用する場合は、マスタード1:マヨネーズ4の割合で混ぜましょう。

和辛子を使う場合は、からし1:マヨネーズ5~6の割合で混ぜると良いでしょう。

マヨネーズのアレンジいろいろ

粒マスタード

マヨネーズはからしだけでなく、色々な調味料を混ぜることで風味が変わってきます。組み合わせを知っておけばサンドイッチのバリエーションも増えるので、有名な物をご紹介します。

粒マスタードとマヨネーズ

からしマヨネーズに次いで有名なのが粒マスタードマヨネーズでしょう。粒なしのものと比べてピリリと辛さが際立ちます。野菜にもハムにもベーコンにもよく合う万能ソースです。

【作り方】粒なしマスタード1:マヨネーズ5の割合で混ぜましょう。

醤油マヨネーズ

醤油とマヨネーズの定番の組み合わせ。塩辛く、和風の味に仕上がります。

【作り方】醤油1:マヨネーズ10の割合で混ぜましょう。

わさびマヨネーズ

こちらも非常に有名な組み合わせ。爽やかな辛味が牛肉やアボカドなどとよく合います。

【作り方】練りワサビ1:マヨネーズ10の割合で混ぜましょう。

梅マヨネーズ

意外な組み合わせですが、梅もマヨネーズによく合います。さっぱりしていて鶏肉や野菜などと相性抜群です。

【作り方】練り梅1:マヨネーズ10の割合で混ぜましょう。

マヨネーズを手作りする

マヨネーズは市販の物を使用するのがほとんどだと思いますが、手作りマヨネーズも美味しいのでオススメです。市販の物よりもツンとした酸っぱさが無く、優しい味わいになるのが特徴です。

用意する材料

  • 卵黄…2個分
  • 塩…小さじ1
  • こしょう…少々
  • 白ワインビネガー…小さじ2
  • ピーナッツオイル(またはサラダ油)…120ml
  • オリーブオイル…80ml
  • 砂糖…小さじ1/2
  • レモン汁…大さじ1/2

マヨネーズの作り方

1.ボウルに卵黄を入れ、泡立て器で混ぜます。

2.塩小さじ1、こしょう少々、白ワインビネガー小さじ2を加えて混ぜ合わせます。

3.ピーナッツオイルを少しずつ加え、その都度混ぜ合わせます。

4.オリーブオイルを少しずつ加え、その都度混ぜ合わせます。

5.砂糖小さじ1/2、レモン汁大さじ1/2を加えて混ぜ合わせます。

6.マヨネーズ状になるまでしっかりと混ぜ合わせます。

7.瓶詰して完成です。

カセ
綺麗な保存瓶に入れておけば、冷蔵庫で2~3週間ほどもちます。

カセおすすめのマヨネーズ

サンドイッチと燻製マヨネーズ

マヨネーズの中でも個人的にオススメなのが燻製マヨネーズです。マヨネーズに燻製の香りをプラスしているため、サンドイッチに付けて食べることで上品かつお洒落な味に早変わりします。

燻製と聞くと意外に思うかもしれませんが、これがサンドイッチとよく合います。友達が来た際におもてなし用にたまに出すのですが、「お店みたいな味だよね」といつも驚かれます。

燻製の香りが付いたマヨネーズなんて他にはないため重宝しています。サンドイッチだけではなく、サラダなどにも使用できるのが嬉しいポイント。




マヨネーズを使ったサンドイッチの紹介

マヨネーズを使用したサンドイッチレシピの例をご紹介致します。

たまごサンドイッチ

たまごサンドイッチ

たまごサンドイッチの作り方

卵とマヨネーズを混ぜた具材をパンで挟んだ定番サンドイッチ。パンの表面にはバターを塗っています。子供から大人までみんな大好きな一品です。

ツナサンドイッチ

ツナサンドイッチ

ツナサンドイッチの作り方

刻んだ玉ねぎとツナ、マヨネーズを混ぜ合わせ、パンで挟んだ人気の一品です。きゅうりを添えることで見た目にも美しく、シャキシャキと美味しく食べられます。パンにはバターを塗っています。

ハムチーズサンドイッチ

ハムチーズサンドイッチ

ハムチーズサンドイッチの作り方

ハム、チーズ、レタスを挟むだけのとっても簡単なサンドイッチ。レタスとマヨネーズの相性が抜群!シンプルなのに美味しくてぱくぱく食べられます。パンにはバターを塗っています。

スクランブルエッグサンドイッチ

スクランブルエッグサンドイッチ

スクランブルエッグサンドイッチの作り方

半熟にした炒り卵をパンで挟んだサンドイッチ。たまごサンドとはまた一味違った美味しさです。炒り卵が甘いため、パンにはマヨネーズを塗って味にアクセントつけています。

ポテトサラダサンドイッチ

ポテトサラダサンドイッチ

ポテトサラダサンドイッチの作り方

ポテトサラダとレタスをパンで挟んだボリュームたっぷりのサンドイッチ。優しいジャガイモの味にマヨネーズがよく合います!パンにはバターを塗っています。

まとめ

いかがでしたか。今回はサンドイッチに使うマヨネーズについて解説いたしました。マヨネーズは味が美味しいだけでなく、糊としての役目もあるため、パンに塗ることでサンドイッチが崩れるのを防ぎます。また辛子マヨネーズを使ったレシピもよく見ますが、味だけでなくからしには殺菌効果もあるため、お弁当で持ち歩く際にオススメです。

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