こんにちは、食品調味料を販売するかたわら料理の勉強をしているカセです。「魚醤を貰ったけど使い方がわからず冷蔵庫で眠ったまま…」そんな経験ありませんか?普段馴染みのない魚醤ですが、上手く使えば魚介の旨味成分が隠し味になって料理がとっても美味しく変身するのです。魚醤レシピの中でも、材料を用意するのが簡単で作りやすい「焼きうどん」の作り方をご紹介します。
焼きうどんと魚醤は合う?
焼きうどんは通常、醤油や塩などで味を整えますが、塩分濃度の高い魚醤でもバッチリ味が決まります。魚醤は独特の魚臭さが嫌われる調味料ですが、火を通すことで臭みが無くなり旨味成分だけが残りますので焼きうどんとは相性バッチリです。
用意する材料
二人分の材料でご紹介します。
- 袋入り茹でうどん…2玉
- 卵…2個
- 豚肉…120g
- ニンジン…1/4本
- キャベツ…3枚
- しめじ…80g
- 料理酒…大さじ1
- 和風顆粒だし…小さじ1
- 魚醤…大さじ1
- 鰹節…1パック
- 紅しょうが…お好みで少量
魚醤は「いかなごしょうゆ」「いしる」「いしり」「しょっつる」など様々な種類がありますが、全て魚介ベースの塩分濃度の高い調味料となりますので、レシピ通り使用していただいて大丈夫です。醤油と比べて魚醤は非常に塩分濃度の高い調味料のため(一般的な醤油が塩分濃度約16%なのに対し、魚醤は20~25%)、入れすぎに注意しましょう。
焼きうどんの作り方
1.袋うどんが固まらないように、水にサッと通して適度にばらけさせ、よく水分を切ります。(水分が残っているとべちゃっとしてしまう恐れがあるためしっかり水切りを!)
2.キャベツをひと口大に切り、ニンジンを短冊切りに、豚肉をひと口大に切り分けます。しめじは小房に分けます。
3.料理酒大さじ1、和風顆粒だし小さじ1、魚醤大さじ1を小皿に入れ混ぜ合わせます。
4.生卵を箸で軽く混ぜます。フライパンを中火で温め、十分に温まったら少量のサラダ油と卵を入れて半熟の炒り卵を作ります。その後卵を別皿に取り分けます。
5.同じフライパンにサラダ油をひき、にんじん、豚肉を入れて炒めます。
6.豚肉の表面が色づいたらキャベツ、しめじを加えてさらに炒めます。
7.野菜がしんなりしたら、うどんを加えて中火で3分ほど炒めます
8.混ぜ合わせた調味料と炒り卵を加えて、全体に味が絡むようにサッと炒めます。
9.器に盛り付け、鰹節と紅しょうがを添えて完成です。
焼きうどんのコツ・ポイント
- 炒り卵を加えることでボリュームたっぷりの味わい深い一品になります。
- 魚醤は非常に塩気が強いため、入れすぎに注意しましょう。
- 事前にうどんをサッと洗っておくと、フライパンで炒める際にくっ付かなくなります。
- ただし、麺に水分が残っているとべちゃっとしてしまうためよく水を切りましょう。
カセから一言
「魚醤を使った焼きうどん」いかがでしたか?具材も揃えやすいし、作るのも簡単。余った魚醤で手軽に作れるのがポイントですね。しかもいつもの焼きうどんよりも風味も旨味も各段に良いので断然オススメのレシピです。
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