すき焼きの食べ方、具材を入れる正しい順番【保存版】

すき焼き
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【この記事を書いた人】カセ
元調味料販売員。「お客さんに知ってもらうためには料理できないと!」という思いから料理を始めました。料理のレシピ、気付きなどを忘れないようにブログにメモしております。⇒【詳しいプロフィールはコチラ

こんにちは、すき焼き大好きカセです。料理の勉強をしながら役立つ情報を発信しております。

「今夜はすき焼きつくろう!」と思い立ったはいいものの、「でも正しい食べ方ってあるのかしら?」と疑問に思ったことはありませんか。私も最初は疑問だらけでした。すき焼きと言えば年に数回のご馳走、できれば美味しく食べたいですよね。

そこで今回はすき焼きを美味しく食べるために、すき焼きの食べ方について徹底的に調べてきました。

このページを読めば今夜のすき焼きはバッチリ成功しますのでご安心ください!

カセ
すき焼きの美味しい食べ方について解説します




関東風すき焼き、関西風すき焼きについて

有名な話ですが、すき焼きには関東風と関西風の作り方があります。その二つについて詳細に見ていきましょう。

関東風すき焼き

関東風すき焼きでは「割り下」を使うことで有名です。割り下とは、醤油・砂糖・みりん・酒などを混ぜ合わせたタレ・煮汁のことを指します。

また、関西では白菜を入れますが、関東では白菜を入れる習慣があまりないのも特徴です。これは作り方にも関わってきますが、白菜から出る水気で割り下の味が薄くなってしまうためです。

関東風すき焼きの作り方

1.すき焼きの鍋を十分に温め、牛脂をひきます。

2.牛肉、長ネギを入れて焼きます。

3.具材が浸かるように割り下を加えます。

4.春菊を除く野菜を加えて、しんなりするまで煮込みます。

5.最後に春菊を加えます。

関西風すき焼き

関西風すき焼きでは「割り下」を使わないことが最大の特徴です。肉を焼きながら直に醤油・砂糖・酒などを鍋に加えて味を整えます。また、野菜から出る水分により煮汁を作るため、水分の多い白菜が重要な具材となります。

白菜についてはコチラ→すき焼きに白菜はあり?なし?徹底解説します

関西風すき焼きの作り方

1.すき焼きの鍋を十分に温め、牛脂をひきます。

2.牛肉を入れて表面の色が変わるまで焼きます。

3.鍋に直接、醤油・砂糖・酒を加えます。

4.白菜などの水分の多い野菜を最初に加え、水気が出てきたら他の野菜を入れて煮込みます。

5.最後に春菊を加えます。

カセ
今回は作り方が簡単な関東風すき焼きの作り方でご紹介します
カセ
野菜の水分を利用する関西風は、味の調整が難しいためです

材料について

例として四人分の材料でご紹介します。

  • 牛すき焼き用肉…550g
  • しらたき…1袋
  • 長ネギ…1本
  • 春菊…1束
  • しいたけ…4個
  • えのき…1パック
  • 焼き豆腐…1丁
  • 牛脂…適量
  • 生卵…4個
  • 市販のすき焼きのたれ

すき焼きに使う具材について詳しくはコチラ→すき焼きの具材は何を入れればいいの?定番材料を徹底解説!

牛脂について詳しくはコチラ→すき焼きに牛脂が無い時はどうすればいいの?

すき焼きと卵についてはコチラ→すき焼きに卵を付けるのは何故?

牛肉について

牛肉

スーパーで販売されている「牛すき焼き用肉」という表示の牛肉を買えば間違いありません。これは牛バラ肉のこと指しています。

牛バラ肉は赤身と脂身のバランスが丁度良いため、鍋で煮込むと脂が溶けだし煮汁が美味しく仕上がります。また、他の牛肉と比べて値段が安く、大家族でも安心して買えるのが大きな魅力です。ただし、牛バラ肉は煮込みすぎると硬くなってしまうので注意しましょう。

成人男性ならば一人前の牛肉が200g、成人女性ならば150g、お子さんは100gほどが目安です。

カセ
牛バラ肉が一番オススメです

すき焼きに使う牛肉について詳しくはコチラ→すき焼きに使う牛肉の量はどれぐらい?徹底解説します!

割り下について

割り下(タレ、煮汁のこと)は砂糖・醤油・みりん・酒などを使うのが一般的ですが、野菜から出る水分を考慮して味を調節しなければいけないため、慣れていない方にとっては難しい作業になります。

そこでオススメしているのが市販のすき焼きのたれです。ほとんどのすき焼きのたれはストレートでそのまま入れれば割り下として使えるため、非常に簡単かつ失敗しないのが大きなポイントです。慣れていない方にほどオススメです。

カセ
すき焼きのたれを使ったほうが美味しくなる場合もあるので侮れません…


 

すき焼きのたれが余ってしまった場合はコチラ→すき焼きのたれを使った人気レシピ【まとめ】

すき焼きの作り方

ここからいよいよすき焼きを作っていきます!

下準備

しらたき

1.しらたきを10cmほどに切り、水を張った鍋に入れて火にかけます。沸騰したらそのまま2~3分下茹でします。その後、ザルに取り水分を落とします。

カセ
しらたきを下茹ですることで臭みとアクが抜けます。

2.長ネギを1cmほどの厚さに斜め切りに、きのこ類は石づきを切り落として小房に分け、春菊は5cm程に切り分けます。焼き豆腐は食べやすいひと口サイズに切ります。

すき焼き作り

すき焼き

1.鍋を十分に温め、牛脂をひきます。

2.長ネギを入れて、表面に軽く焼き目がつくまで焼きます。その後、別皿に取ります。

3.牛肉を入れて、表面の色が変わるまで軽く焼きます。

4.鍋にすき焼きのたれをストレートで加えます。

5.長ネギ、しらたき、しいたけ、えのき、焼き豆腐を加えてしんなりするまで煮込みます。

6.牛肉、野菜にしっかり火が通ったら春菊を加えて1分弱煮込みます。

7.溶き卵を用意して完成です。

しらたきと牛肉を一緒に煮込むと硬くなる?

一昔前までは、しらたきに含まれる成分が溶けだすと牛肉が固くなると言われていました。そのため、しらたきと牛肉をくっつけて煮込んではいけないという定説がありました。

しかし、日本こんにゃく協会が外部機関に検査を依頼し、しらたきと牛肉を一緒に煮込んでも硬くなることはないという結果を発表しました。そのため、具材の位置関係については特に気を付ける必要は無いようです。

詳しくはコチラ→すき焼きに入れるしらたきの下拵え、正しい煮込み方




食べ終わった後は

すき焼きの具を食べ終わった後は、煮汁でご飯やうどんが美味しく食べられます。実はこの煮汁は、牛丼の煮汁と材料がほとんど同じため、ご飯にとてもよく合うのです。そのままご飯にかけて食べても良いし、溶き卵を入れて軽く煮込めば親子丼風味の煮汁になります。うどんを溶き卵でとじても良いかもしれませんね。

カセ
うどんにご飯、どちらを選ぶか悩みますね…

すき焼きのしめについてはコチラ→すき焼きのしめをうどんで食べる、作り方

まとめ

いかがでしたか。今回はすき焼きの食べ方について解説しました。関東風と関西風によりすき焼きの作り方に違いがありますが、今回はより簡単に作れる関東風すき焼きの作り方でご紹介しました。事前に割り下を用意しておくことで味が失敗しにくくなるのが大きな特徴です。是非今夜のすき焼きにはご紹介した作り方をお試しください。