こんにちは、調味料の販売をしながら料理の勉強をしているカセです。
「折角アヒージョを作ったのに水っぽくなってしまった…」そんな経験はありませんか?エビやイカなどは材料費も高いですし、頑張って作ったのに味が薄くなってしまったらガッカリですよね。
でも実はちょっと手順を変えるだけで簡単に水っぽさを改善できるのです!今回はアヒージョが水っぽくなる原因と、正しい作り方をご紹介致します。
アヒージョが水っぽくなる原因は?
アヒージョに入れる具材は、大きく分けて野菜と魚介類の二つになります。どちらも水っぽくなる原因は「下茹でせずにそのままオリーブオイルで煮込んでいるから」です。
具材の下茹でについて
生の魚介類、冷凍の魚介類(エビ、イカ、タコなど)は必ず熱湯で下茹でしましょう。冷凍のままの魚介類は余計な水分を沢山含んでいるので、そのままオリーブオイルと煮込むと水分が溶けだして水っぽくなってしまいます。一度下茹でして火を通し、オリーブオイルで1~2分サッと煮込む程度(オイルで和えるような感じ)が良いでしょう。
魚介類と同様に、生野菜もそのままオリーブオイルで煮込むと水が沢山溶けだしてしまいます(ほうれん草など)。また、生のままだと固い野菜は、そのままオリーブオイルで煮込むと火の通りにムラができてしまいます(ジャガイモ、アスパラガス、カボチャなど)。そのため、野菜もできれば一度下茹でしてからオリーブオイルで煮込むと良いでしょう。(ただし、マッシュルームのように茹でずに事前にソテーが必要な野菜もあります。)
茹でたら水分を拭き取りましょう!
茹でた後はしっかり水切りして水分を落としましょう。できればキッチンペーパーなどで表面を拭ければ理想的です。水分でオリーブオイルが薄くなるのもありますし、水気があると熱々のオイルに入れた時に油が跳ねる恐れがあります。
表面を拭いてあるかどうかで油跳ねがずいぶんと変わってきますので、できれば拭くのをオススメします。
アヒージョの作り方について
アヒージョは基本的に生のまま具材を入れることはほとんどありません。下茹でするか、ソテーをして必ず一度火を通します。オリーブオイルで煮込むイメージが強いですが、煮込むのではなくオリーブオイルで1~2分サッと和えるような感じで香り付けをします。全体にオリーブオイルが回ったら火から降ろして完成です。
具材を一度調理してから、オリーブオイルで香り付けを行うイメージです。
下茹でが必要な具材、レシピの例
実際に下茹でが必要な具材と、その調理例をご紹介致します。詳しくはリンク先のレシピをご確認ください。
エビのアヒージョ
生えび、冷凍えび、ボイル済みのえびと様々な形で販売されているため、手元の具材に合わせて柔軟に対応しましょう。生えび、冷凍えびの場合はしっかり下茹でしてからアヒージョ鍋に入れると良いでしょう。
イカのアヒージョ
イカの内臓を取って捌いたら熱湯で下茹でしましょう。その後にオリーブオイルで煮込むことになりますが、煮込みすぎると身が固くなってしまいますのでサッと軽く和えるのがポイントです。
ジャガイモのアヒージョ
中まで火が通りづらい具材ですので、一度熱湯で下茹でする必要があります。生のままオリーブオイルで煮込むと火の通りにムラができ、表面だけ焦げるので絶対に避けましょう。
アスパラガスのアヒージョ
アスパラガスも生のままだと芯が固くて食べられないため、一度下茹でしましょう。じゃがいもと同様に、生のままオリーブオイルに入れると表面だけ焦げてしまいますのでご注意ください。
カボチャのアヒージョ
ジャガイモと同様に、カボチャも生のままだと固いので下茹でしましょう。電子レンジを使って加熱しても大丈夫です。生のままオリーブオイルに入れると芯まで火が通らないのでご注意ください。
まとめ
いかがでしたか。今回はアヒージョが水っぽくなる原因と、正しい作り方についてご紹介しました。アヒージョが水っぽくなる原因は、魚介類を冷凍のまま(生のまま)オリーブオイルで煮込んでいるからです。冷凍の魚介は余分な水分と一緒に凍っているため、一度熱湯で下茹でしましょう。
また、生野菜も水分を多く含んでいるため一度下茹でしてから調理しましょう。ジャガイモやカボチャなどの固い野菜もそのままオリーブオイルに入れると火の通りにムラができてしまうので、事前に下茹でするのをオススメします。
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