こんにちは、調味料販売をしながら料理の勉強をしているカセです。本日は「使い方がわからない…」とよくご意見をいただく魚醤を使ったレシピをご紹介します。魚醤は独特の臭みがあるため、加熱調理して臭みを飛ばす炒め物が最適です。そこで炒め物料理の代表格「あんかけチャーハン」を作ろうと思います。
魚醤を使わない作り方はコチラ→カニあんかけチャーハンのレシピ・作り方・失敗しないコツ
用意する材料
二人分の材料でご紹介します。
- 卵…2個
- ご飯…茶碗二杯分(350g)
- 長ネギ…1/2本
- 厚切りハム…30g
- サラダ油…大さじ2
- 料理酒…小さじ1
- 魚醤…小さじ4
あんの材料(二人分)
- カニ缶…90g
- 水…400ml
- 料理酒…小さじ1
- 魚醤…小さじ4
- 片栗粉…大さじ1/4
魚醤は秋田県のしょっつる、石川県のいしり・いしる、香川県のいかなごしょうゆなど色々な種類がありますが、全て魚介ベースの塩分濃度の高い調味料になりますのでレシピ通り使用していただいて大丈夫です。ただし、魚醤は塩分濃度が非常に高いため(一般的な醤油が16%前後なのに対し、魚醤は20%~25%ほど)入れすぎないように注意しましょう。
カニ缶は、身の形がしっかりしている物を選ぶとゴージャス感が増すためオススメです。しかし、お近くのお店に無い場合はすり身状の缶詰でも大丈夫です。
チャーハンの上にたっぷりのあんが乗りますので、ご飯は気持ち少なめが良いでしょう。
あんかけチャーハンの作り方
1.長ネギを細かくみじん切りにし、ボウルに入れます。さらに、ボウルに料理酒小さじ1、魚醤小さじ4を加えてよく混ぜ合わせます。
2.厚切りハムを5mm角に切り分けます。
3.フライパンを強火にかけ、十分に温まったらサラダ油大さじ2を加えます。溶き卵を加えて、半熟になるまで火を通します。
4.フライパンの中で卵が半熟状になったらご飯を加え、一粒一粒に卵を絡めるように混ぜ合わせます。
5.ご飯がパラパラになったら、1で作っておいた長ネギと調味料、ハムを加えて炒めます。
6.味がよく馴染んだ所で火から降ろし、器に盛り付けます。
7.次にあんを作ります。鍋に水400ml、料理酒小さじ1、魚醤小さじ4を加えて煮立たせます。そこに軟骨を取り除いたカニの缶詰と汁を加えます。
8.再び煮立ったら、片栗粉大さじ1/4を倍量の水で溶かして加えます。あんにムラなくトロみが付いたらチャーハンにかけて完成です。
あんかけチャーハンのコツ・ポイント
- あんを加えるとボリュームたっぷりになるので、ご飯を少なめにすると良いでしょう。
- 水気の多いご飯を使うとパラパラチャーハンに仕上がりませんので、気持ち水分の少ないご飯が良いでしょう。水気が多い場合は電子レンジで水分を飛ばします。
- チャーハンは強火で一気に炒めるのがパラパラになるコツです、最初から最後まで強火で炒めましょう。家庭用コンロでは火力が弱く、フライパンを振ると火から離れて温度が下がるためなるべく離さず炒めます。
- 魚醤は非常に塩分濃度が高いため、入れすぎないように注意しましょう。
- カニ缶は、缶汁まであまさず使用しましょう。スープにコクと旨味が増します。
カセから一言
今回は魚醤を使ったあんかけチャーハンの作り方をご紹介しました。いつものチャーハンに魚醤とカニ缶を加えることでご馳走チャーハンに早変わりします。作り方も簡単なので、冷蔵庫に魚醤が残っている方は是非試してみてはいかがでしょうか?
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