お家でチャーハンを作る際に誰もが一度は憧れるパラパラのチャーハン。自宅では何度作ってもべちゃっとしてしまうのに、何故中華料理屋さんだとパラパラの美味しいチャーハンになっているのでしょうか?今回はパラパラチャーハンを作るために、注意すべき4つのポイント、そして実際作ってみた例をご紹介します。
ポイント1:チャーハン作りは時間との勝負!事前に食材・調味料をしっかり準備しておく
意外と忘れがちなのが料理の前の事前の準備。チャーハンはフライパンに油をひいた瞬間から時間との勝負になります。卵に火を通す時間を間違えると硬い卵焼きになってしまいご飯と馴染みませんし、ご飯も炒めすぎるとふっくらした食感が無くなってしまいます。また、調味料を入れるタイミングも非常に重要です。調味料を探していたら炒めすぎてしまった、ということが無いように事前にしっかり準備しておきましょう。
ポイント2:ご飯は少し硬めに炊いて温めた物を使用しましょう
パラパラチャーハンのコツは何といってもご飯の水分量です。お米の水分が多いとどうしてもべちゃっとしてしまいます。通常のご飯よりも気持ち硬めに炊くと良いでしょう。また、炊き立ての物も水分量が多いため、炊飯器に置いて少し時間の経ったものがベストです。
よくチャーハンには冷や飯を使うと良いと言われますが、冷たいご飯はお米がほぐれにくく、ダマになってしまう原因になります。また、通常よりも油を多く吸ってしまいます。冷めたごはんはラップをせずに、電子レンジで温めてから使用しましょう。
ポイント3:最初から最後まで強火で調理!
ポイント2でも述べています通り、パラパラチャーハンの最大のポイントはお米の水分量です。適度に水分を飛ばし、パラパラにするためにはフライパンの温度が非常に重要です。最初から最後まで強火にかけ、フライパンが十分に温まってからサラダ油をひき、調理に入りましょう。また、ご飯が中々パラパラにならない場合は、お玉などでお米をフライパンの底に押し付けるようにして炒めるのも効果的です。炒めている最中はつい、フライパンを振りたくなりますが、コンロから離すたびに熱が逃げてしまいます。できるだけコンロから離さないように注意しましょう。
ポイント4:卵を半熟になるまで炒めてからご飯を入れる!
よくご飯と卵を混ぜてからフライパンに入れると良い、というテクニックを見かけますが、その場合ただのたまご風味のご飯になってしまいます。チャーハンはご飯に卵が絡みつつも、小さな卵のかたまり一つ一つとご飯がコントラストを形成していなければなりません。そのため、卵は半熟になるまで炒めてからご飯を加えましょう。半熟にかたまった卵がご飯の隙間を埋め、お米に絡む生のたまごがチャーハンをパラパラにします。
実際に卵チャーハンを作ってみた例
用意する材料
二人分の材料でご紹介します。
- 温めたご飯…茶碗2杯分
- 卵…2個
- 長ネギ…1/2本
- 厚切りハム…20g
- サラダ油…大さじ2
- 塩…少々
- こしょう…少々
- 料理酒…小さじ1
- しょうゆ…小さじ1
- 和風だしの素…小さじ1
上記のポイントでも書いてあります通り、ご飯は少し硬めに炊き、炊き立てでない温かい物がオススメです。冷や飯を使う場合は、電子レンジでラップをせずに温めてください。
卵チャーハンの作り方
1.長ネギをみじん切りにし、調味料と混ぜておきます。ハムを5mm角ほどに切っておきます。
2.フライパンを強火で十分にあたためてからサラダ油をひきます。最後まで強火で調理します。
3.溶いた卵を入れ、半熟になるまで炒めます。
4.半熟の卵に温めたご飯を加え、お米一粒一粒にご飯が馴染むように混ぜながら炒めます。
5.ご飯がパラパラになったら、混ぜておいた調味料と長ネギ、ハムを加えて炒めます。
6.調味料が馴染んだら、フライパンを火から降ろし、盛り付けて完成です。