手軽に作れて美味しいサンドイッチですが、実はパンの厚さと挟む具材のバランスはとっても重要!丁度よい厚さのパンで挟めば具材がより美味しくなります。パンが厚すぎたり、逆に薄すぎたりすると美味しさが半減してしまいます。今回は具材にあったパンの種類と厚さ、食パンであれば何枚切りががオススメかをご紹介いたします。
最もスタンダードな角型食パン
サンドイッチで最もよく使われているのがこの角型食パンです。型に入れて蓋をして焼いたものが角型食パンになります。山型食パンとくらべてきめ細かく、もちもちとした食感が特徴です。多くの場合は、サンドイッチにする際に耳を切り落として使用されます。また、市販で厚さの種類(〇枚切り)が最も多いのもこの角型食パンです。
12枚切りの食パン
1斤を12枚にスライスしたもので、1枚約1cmの厚さになります。サンドイッチに適した厚さで、最もよく使われています。ハムやチーズ、レタスなど、シンプルなサンドイッチと合わせて使用されます。三枚重ねのサンドイッチにも12枚切りが使われます。
↓【オススメのサンドイッチ】
たまごサンドイッチ(12枚切りパン)
サンドイッチの中でも最も定番人気のたまごサンドイッチ。子供から大人までみんな大好きなため、ご家族で楽しめます。薄い12枚切りのパンで挟むことで、卵とマヨネーズの濃厚な味を楽しめます。
ツナサンドイッチ(12枚切りパン)
さっぱり食べたい場合にはツナサンドイッチがオススメです。玉ねぎとキュウリの食感が良いアクセントになって食感まで美味しく食べられます。具材をしっかり楽しめる12枚切りが最適です。
ハムチーズサンドイッチ(12枚切りパン)
ハム、チーズ、レタスを挟むだけのとっても簡単なサンドイッチ。しかし野菜とお肉のバランスが非常に良いため、飽きずにモリモリ食べられます。簡単に作れて美味しい定番メニュー。
その他(12枚切りパン)
- ティーサンドイッチ
- クラブサンドイッチ
- クロックムッシュ
- クロックマダム
など
8枚切りの食パン
1斤を8枚にスライスしたもので、1枚約1.5cmの厚さになります。ポテトサラダのサンドイッチや、スクランブルエッグサンドイッチ、お肉を挟んだりする場合に使用されます。12枚切りパンと比べてボリュームのある具材にピッタリとフィットする食パンです。
↓【オススメのサンドイッチ】
スクランブルエッグサンドイッチ(8枚切りパン)
半熟にした炒り卵をパンで挟んだサンドイッチ。たまごサンドとはまた一味違った美味しさです。半熟卵は非常にボリューム感があるため、少し厚めの8枚切りが良いでしょう。
ポテトサラダサンドイッチ(8枚切りパン)
ポテトサラダとレタスをパンで挟んだボリュームたっぷりのサンドイッチ。野菜が多めなので、見た目に反してぱくぱく食べられちゃいます。具材のボリュームがあるため、8枚切りパンがオススメです。
その他(8枚切り)
- ローストビーフサンドイッチ
- ハムカツサンド
など
6枚切りの食パン
1斤を6枚にスライスしたもので、1枚約2cmの厚さになります。非常に食べごたえがあり、とんかつなどボリュームのある具材をしっかりと挟むことができます。
↓【オススメのサンドイッチ】
- とんかつサンド
- えびかつサンド
など
見た目にも美味しい、山型食パン
型に入れて蓋をして焼いたものが角型食パンですが、蓋をせずにそのまま焼いたものが山型食パンです。焼いた際に頭がふっくらと膨らんでいるのが最大の特徴です。角型食パンと比べて生地が膨らんでいるため食感があっさりしています。サンドイッチでは多くの場合、耳を残したまま使用されています。
↓【オススメのサンドイッチ】
BLTサンドイッチ(8枚切り)
B(ベーコン)L(レタス)T(トマト)の組み合わせが本当に美味しいサンドイッチ。野菜から水分が出るためお弁当などには向きませんが、ホームパーティやおもてなしなどの場面で出したい一品です
カリカリ食感が美味しい、フランスパン
カリカリに焼き上げ、やや硬い食感が特徴のフランスパン。バゲットやバタールといった種類もあります。パリっとした表面とシンプルな味わいが特徴です。斜めにスライスして少量に分けて食べるのが基本的ですが、サンドイッチではドッグパンサイズに切り分け、中に具材を挟んで食べるケースもあります。
↓【オススメのサンドイッチ】
トマトのブルスケッタ
トマトとチーズの組み合わせが美味しいサラダサンドイッチ。今まで紹介したサンドイッチとは風味が全く異なり、オリーブオイルで味付けしているためオイルのさっぱりした味を楽しめます。
サンドイッチの断面を綺麗に切るにはどうすれば良いの?
サンドイッチ作りで一番難しいのが「断面を綺麗に切ること」。パンが潰れてしまったり、綺麗に耳が落とせない、具材が飛び出してしまう、そんな経験ありませんか?
そこで、サンドイッチ専用ナイフの使用をオススメしています。パンが切りやすいのは勿論ですが、カットした際に切り口が綺麗に仕上がるのが大きな魅力です。
日本と海外では食パンの厚さが違う?
サンドイッチの本場といえばやはり欧米ですが、あちらのような本格的なサンドイッチを作ろうと思うとパンの厚さが全然違うことに驚くことでしょう。
日本のパンはしっとりふわっと柔らかめに作られており、食べた時にもちもちっとした食感が特徴です。これに対し、欧米では目の詰まった硬いパンが主流です。パンの硬さが違うため、当然同じ厚さに切っても食感が変わってきます。日本のパンをサンドイッチ用に薄く切ると潰れてしまいますが、欧米のパンは薄く切っても具材をしっかり支えることができるのです。
関東と関西では食パンの厚さが違う?
こちらも有名な話ですが、関東と関西では売れている食パンの厚さに違いがあります。
関東では6枚切りパンや8枚切りパンが好まれていますが(消費量が多い)、関西では4枚切りや5枚切りなどの厚めの食パンが好まれる傾向にあるそうです。関東では薄めのパン、関西では厚めのパンが主流になっているんですね。理由はわかりませんが、お好み焼きやたこ焼きのように、関西人はもっちりした食感を好むため厚めの食パンが選ばれている、という説もあるそうです。
好みに違いのある関東と関西ですがパンの消費量は関西の方が多くなっており、関東よりも関西の方がパン好きということがわかります。
まとめ
いかがでしたか。今回はサンドイッチに使うパンの種類と厚さについてご紹介しました。食パンは角型食パンと山型食パンの二つがあり、サンドイッチではほとんど角型食パンが使用されています。ボリュームの少ない具材には薄めの食パンを、肉やトンカツなどのボリュームのある具材には厚めの食パンが向いています。
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