栄養価たっぷり、食べても美味しい。見た目も可愛くて、サラダに入れれば彩豊かになり、出来上がりも美しい。そんな日本の食卓に欠かせないのがトマトです。ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるくらい栄養たっぷり!特徴的な赤色はリコピンという成分で、抗酸化作用がありガンや動脈硬化を予防する働きがあると言われています。そんな万能野菜のトマトを美味しく食べるために、良いトマトの選び方と鮮度を保つ保存方法をご紹介いたします。
良いトマトの選び方
基本的にトマトは緑色が残る状態で収穫され、出荷されます。トマトには追熟という働きがあり、冬以外の常温であれば収穫後も赤く色づきます。枝についたまま完熟させた方が栄養価は高いのですが、店頭に並ぶものは追熟を考慮して出荷されたものと考えましょう。店頭でトマトを見比べる際のポイントは以下の三つです。
- 実が締まっており、ツヤとハリがあるもの。
- ヘタの切り口が乾燥しておらず、みずみずしいもの。
- ヘタの色が黒ずんでおらず、緑色のもの。
トマトの旬の時期
昨今のハウス栽培の発達のおかげで年中通して出荷されておりますが、露地栽培(ハウスなどを使わず、外での栽培)では6~9月が旬です。旬のトマトの方が味、栄養素ともに良いとされているため、できれば美味しい時期に食べたいものです。
トマトの保存方法
緑色のトマトの保存方法
緑色が残っているトマトは追熟で熟していくため、室温で保存しましょう。冷蔵庫など寒い環境では完熟しないため注意しましょう。
完熟したトマトの保存方法
完熟して赤くなったトマトは、ビニール袋に入れて密封するか、ラップで隙間なく包んでから、ヘタを下にして冷蔵庫で2~3日保存できます。カットしてある場合は1~2日なので早めに食べましょう。冷やしすぎると味が落ちる場合があるので野菜室が良いでしょう。
トマトを冷凍保存する場合
トマトソースや煮込み料理を作る際は冷凍保存も可能です。ただし、冷凍保存すると食感がいちじるしく落ちるため生食には向きません。冷凍保存用のパックに入れて密封し、冷凍庫に入れて保存します。解凍する際は冷水につけておくと皮がつるりと向けて、煮込み料理に便利です。
トマトを使ったオススメ料理・レシピ
B(ベーコン)、L(レタス)、T(トマト)の黄金トリオの人気サンドイッチ。みずみずしいトマトがサンドイッチとよく合います。
オリーブオイルと和えたトマト、バジルが絶品!クリームチーズ、バゲットとともにお召し上がりください。
トマトとレタス、モッツアレラチーズにたっぷりのバジルドレッシングが美味しいサラダ。
プリプリきのことみずみずしい野菜の食感が美味しいサラダ。デトックス効果も期待できます。
さっと茹でて脂を落とした豚肉が野菜とマッチ!疲労回復にもオススメの一品です。
ボイルしたえびにピリ辛ソースのサルサドレッシングをプラスしました。暑い日、ワインやビールのお供に最適な一品。