「お土産・贈り物で魚醤(いしり、しょっつる、いかなごしょうゆなど)をもらったけどどうやって使っていいのかわからない…」とお悩みの方、ご安心ください。味は醤油に似ておりますが、塩気が強く、魚の風味が味と香りに色濃く出ているのが魚醤です。今回は魚醤を使った簡単美味しいペペロンチーノの作り方をご紹介致します。濃い口の醤油とだしが入ったような日本人好みの和風ペペロンチーノに仕上がります。
※しょっつる、いしり、いかなごしょうゆは全て魚醤の種類であり、味の傾向が似ているためほぼ同様の分量でお使いいただけます。
用意する材料
二人分の材料でご紹介します。
- にんにく…2片
- 赤唐辛子…1本(辛いのが苦手な方は0本~0.5本にしましょう)
- オリーブオイル…大さじ3
- 魚醤…小さじ2
魚醤は非常に塩分の強い醤油のような味ですので、きっちり量を計って使用しましょう。小さじ2は約10mlです。二人前に対して赤唐辛子一本でもかなり辛味が強いので、苦手な方は0本~0.5本にしましょう。
スパゲッティの茹で方
二人分の材料でご紹介します。
- スパゲッティ(1.7mm)…160g~200g
- 水…5リットル
- 塩…40g
調理の際に塩、こしょうで味付けをしないペペロンチーノは、茹で汁に多めに塩を入れて茹でながら麺に塩味を付けます。しかし、今回の和風ペペロンチーノは後から魚醤を入れるため、通常のペペロンチーノよりも塩を少なめで味を調整します。
鍋にたっぷりの水5リットルと塩40gを加え、麺全体がつかるようにして表記時間よりも1分短めに茹でます。これは後でフライパンでオリーブオイルと麺を和えるため、余熱で火が通るためです。
和風ペペロンチーノの作り方
1.にんにくの皮をむき、芽を切り取ってから縦に半分に切ります。赤唐辛子は半分に切りましょう。
2.鍋に湯を沸かし、たっぷりのお湯と少量の塩で麺を茹で始めます。後から魚醤を入れるため、通常のペペロンチーノよりも塩を少なめにゆでましょう。茹で時間はスパゲッティの袋の表記時間より1分短めにしましょう。
3.麺が茹で上がったら、ザルに取りましょう。茹で汁は後で使うので、お玉一杯分ぐらいを別皿に分けておきます。
4.フライパンにオリーブオイル、にんにく、赤唐辛子を入れ中火で温めます。にんにくを焦がさないように注意しましょう。
5.にんにくの周りに細かい泡が立ち始めたら、スパゲッティ、茹で汁、魚醤小さじ2を加えて全体を和えるようにして炒めます。茹で汁は麺を入れるのと同じタイミングで入れると良いでしょう。麺より先に入れると油が跳ねる場合があります。茹で汁とフライパンの中のオリーブオイルが1:1ぐらいになるように茹で汁の量を調整して入れましょう。30秒~1分ほどサッと和えればOKです、炒めすぎないように注意しましょう。
6.火を止めて味見をし、お好みで仕上げにオリーブオイルを回しかけて完成です。冷めると味が落ちますので、なるべく熱々のうちにたべましょう。
和風ペペロンチーノのコツ・ポイント
- 後から魚醤を入れるため、少な目の塩で麺を茹でましょう。
- 茹で上がる直前の、デンプンの溶けだした茹で汁を別皿に取っておきましょう。
- 麺とオリーブオイルを混ぜる際に一緒に茹で汁を入れると、オイルが麺によく絡みます。
- 茹で汁の量はオリーブオイルと1:1ぐらいになるように調節しましょう。
- 魚醤は醤油よりも味が濃いため、きっちり分量を量って入れましょう。小さじ2(10ml)となります。
- フライパンの上で麺を長い時間炒めてしまうと、水分が飛んでしまうため、30秒~1分ほどでサッと和えましょう。
- 冷めると味がガクンと落ちるため、熱々のうちに食べましょう。
魚醤選びについてはコチラ→プロが選ぶ!本当に美味しい魚醤ランキング
魚醤を使ったその他レシピはコチラ→美味しすぎる!魚醤を使った人気レシピ【まとめ】
秋田県の名物、しょっつるについて→秋田名物しょっつるについて、美味しい食べ方・レシピ紹介